髪の話、仕事の話、日常の話

アミカグループ中村光太郎のブログ

髪を作って写真に撮るということ

こんにちは。

アミカ、アンジェロの中村です。

 

今日も長いですよ!

忙しかったら後で読んで下さい。

 

 

アミカではヘアスタイルを作って写真に撮る。

という風土があります。

 

昨日はその日でした。

 

みんなモデルさんに都合つけていただいて

仕込みのカラーやカットをして撮影します。

こんな感じで。

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彼の名前は杉山徹。アンジェロの副店長で

いまグイグイ伸びてる敏腕スタイリストです。

彼はアンジェロがオープンしてから10年間、

ずっと一緒に働いてきました。

本当に良く気が利く頑張るボーイで

彼がいなければ

いまのアンジェロはなかったと思います。

ほんとに。

今日の撮影も頑張っております。

 

で本題。

そもそもなぜ、撮影するのかってこと。

それは勉強です。

 

撮った写真はホームページとか

広告に使ったりする目的もありますが

根底にあるのは勉強です。

 

美容師は自己満足してしまう傾向の強い

人種だと思っております。

 

経験ありませんか。この美容師さん自分の事

上手いって思ってそうやなーって

感じた事とか。無かったらいいです。

 

私自信、うわーめっちゃ上手く切れた。

と思ってしまうこともあります。

(なるべく顔に出さないようにしてます。。)

同じ美容師さんが読まれてたら

共感して頂けますでしょうか。

 

ですが私は、満足してしまったら

それ以上の成長は無いと思ってます。

 

停滞は後退。

 

勉強し続ける事。

 

それがお客様に対する誠意だとも思います。

 

 

撮影の話に戻ります。

ヘアスタイルを写真に撮ってみると、

実際に目で見るよりも

客観的に自分の作ったスタイルを見ることができます。

鏡の前で全力でスタイリングしていい感じ!と思っても

実際に写真に撮ってみると、、、

あれ?なんか思ってたのと違う、、、

なんてことあります。

 

普段、私たちが目で見ている実際の世界は

三次元で、それを写真という平面、

つまり二次元に落とし込むのが撮影です。

 

今まで奥行きがあった世界を

平面に落とし込むのですから

実際よりもかなりつぶれて見えてしまいます。

これが先述した、思ってたのと違う。

の原因になります。

 

ですが、ホームページなどで

ヘアスタイルを載せた時に

これは写真なのでべたっとして見えてますよ!実際はもっとふわっとしてますよ!!!!

とか注釈を入れるわけにもいかないですし、

何よりそんな事が書いてある美容室は

怪しくて行こうと思えませんよね。

ですから、写真は撮って感じたままが全て。

という認識を持ってやる事が大事かなと。

いいも悪いも受け手がどう取るかで意味合いは変わってきます。

 

ですから私は、ヘアスタイルの写真を撮る時は

奥行きをどう出すか、立体感をどう出すかを徹底的にイメージして作り込みます。

 

撮影しはじめの頃は本当に下手くそでして

どうやってもうまく撮れなかったです。 

悔しかったので、月に何回も撮影をして

カメラの勉強もしました。

 

そうすると、少しでつですけど自分のイメージしている写真がチョコチョコ取れるように

なって来たんです。最近はその精度が昔よりは上がってきたかなと。

それでもまだまだ、まだまだ勉強中です、、、、

 

そういう過程を経て大事だなと思ったのは、

そのモデルさんにどの様にヘアスタイルを

似合わせていくのかを

めちゃくちゃ考えること。です。

 

そんなこと?美容師さならあたりまえやん。

て思いますよね。

 

けど、よーく見るんです。そのモデルさんを。注意深く。

 

笑った表情がいいな、生え際のくせ毛がいい感じだな、髪が意外と柔らかいな、、、とか。

そうすると見えてきます。いいところも、

コンプレックスも。

その人が気づいてない所まで。

 

いいところをどう生かすのか。

どう見せるのか。

コンプレックスは隠した方がいいのか。

逆に出した方がいいのか。

それを落とし込んだ上で、

一瞬の表情をカメラで切り取ります。

 

今はいいですね、デジカメなので。

ミスっても気にならない。

なので良いなと思える角度、

表情が見つかったら撮りまくります。

そうして撮れた写真はやっぱり、めちゃくちゃ良い感じに見えるですよー。

その時は。

 

またこの、その時は。ってのが曲者で

次の日に同じ写真を見ると、すこしアラが見えてくるんですね。 

 

ん?なんか毛束がおもくないか?とか。

 

んでまたさらに次の日にはもっと見えてくる。

撮ったその日はテンションが上がってるのでどうしてもよく見えるんです。

けれど、時間をおいて見てみると

良い意味で冷めて観れるんですね。

この状態が客観的、と言われる

状態なんだろうと思います。

 

こうなると、もっと上手く撮りたいから

次はもっとこうしよう。

とか課題が見えてくる。

これが大事なんだと思います。

 

自分の技術を磨くためにヘアスタイルを作り、

それを写真に収め、

客観的に見る。

そして課題を見つける。

以下、エンドレス。

 

そして発見した事を ※サロンワーク でお客様に還元していく。

※お店でお金を頂いて髪を切ること。

 

私たち美容師の仕事は

何かやってみても

すぐに結果が出る仕事ではないです。

少しずつ、少しずつお客様に受け入れられて

形になっていく仕事です。

 

何にしてもそうなんですけど

一回やってダメだからと

諦めない強さ。

そして

続ける事の大切さ。

 

大事です。

 

撮影はそんなことをいつも

気づかせてくれます。

 

 

さて、今日も頑張りましょう! 

 

 

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Angelo

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