2019年とこれから

あけましておめでとうございます。

新年会も終わり、

新しい年。

これから美容師は何ができるのか。

情報の拡散するスピード、

技術の進化は加速度的に早くなってきている。

5年後なんてどうなっているか、

想像もつかないし

1年後だって、今の段階では

予想できないと思う。

人工知能が世の中に出てきて久しいが

自動運転、無人コンビニ、

人の手はどんどん要らなくなってきている。

人工知能（AI）が人間を超えるのは

2045年あたりと言われている。

何をもってして超えたと

表現するかにもよると思うけど

情報処理能力に関しては

そのくらいでAIが人類を超えていくらしい。

幸いにも

美容師は非常にアナログな職業で、

まだまだ、機械やAIにとって代わられる事は

ないのではないかと思う。

というのも、コンピューターは2進数なので、

1か0しかなくって、

つまり、ぴったり毛先1センチを切る。とか

全てのロッドを均等に巻く。とか

寸分狂い無く作り出す技術は

は人間は機械に敵わないかもしれない。

けど僕たちは、髪の長さを

切っているのではなく

ヘアスタイルを作っている。この２つの行為は

同じように思われるかもしれないが、

実際には全く違う。

髪を切る。ということは、どこまでもアナログなのである。

というのも僕たちが使う表現で、（質感）

という言葉があって、

これは、ふんわりしてるとか、硬い、柔らかい、シュッとしてるなど

読んで字のごとく、性質の感じを表す表現だ。

その質感を似合わせに用いて、道具を、薬剤を、知識を組み合わせるて

その人の雰囲気を演出する。

これが美容師における

ヘアスタイルをつくる。ということである。

髪の長さを切る。

という概念とは根本的に違うのだ。

むしろ髪の長さを切るということは、

スタイルを作る１つの手段でしかない。

長さを切らなくても

人の雰囲気は変えられるし、

長さを切ったのに、長くなったように

感じてもらうこともできる。

このあたりの仕事は、まだまだ機械には

出来ない仕事ではないかと思う。

逆説になるようだけど、この人にはどんな髪がが似合うのか。

俗に言う（似合わせ）は、

もしかしたらAIの得意とするところではないだろうかとも思う。

というのも、似合わせとは統計学的な

バランスと比率の組み合わせなので

前に書いた記事でも触れたが、ショートヘアが似合わないと思っている人に

バランスよい形を導き出す。という点では強いかもしれない。

もし美容界に、AIが入ってくるとすれば

その人の骨格、顔立ちを3Dスキャンし、バランスの良いヘアスタイルを導き出し

データ化する。そして

そのデータを見ながら、美容師がより似合うように質感を作っていく。という未来なら十分ありえるかもしれない。

建築現場や土木工事なんかも

こんな感じになるんじゃないだろうか。

図面とかはAIがひいて、

施工は人間がする。とか。

機械は予測不能の自体に弱いと思うから、ねじ山がつぶれたとか

工具自体が壊れたりしたら、対応が出来ないと思うし、当分は人間が施工した方が

何より早い。

未来には、ディープラーニングで

アクシデントにもAIが普通に対応できるようになるかもしれないけど。

これからは、人間がAIを上手く使うことによる

人と機械のハイブリッドな生活が

もっと身近になってくると

面白いなーと思う。

無くなっていく仕事もあるかと思うけど、

大事なのは、１つの未来に縛られず

たくさんの答えを用意して

目の前のことにしっかりと

対峙していくことではないだろうか。

だからこそ、美容師にしか、

そして自分にしか出来ないことを増やして

いくことがに肝要だと思う。

気づいてる人は、ずいぶん前から

動いてると思うし

そういう仕事を作り出して行っているんじゃないだろうか。

これからは

その辺のいい感じの美容師ってだけじゃ

淘汰されるかもしれないですね。

ということで

仕事の知識とは別に、

今年は本をたくさん読みます。

一年で、100冊くらい読めるといいな。

オンリーワンな仕事を

していきましょう。

美容師は、この人に切ってもらいたいと

言ってもらえるのが1番の付加価値ですから。

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